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この度、映画『フェイブルマンズ』がアカデミー賞®の前哨戦ともいえる第80回ゴールデングローブ賞にて、作品賞(ドラマ部門)、監督賞スティーヴン・スピルバーグの主要2部門を堂々受賞いたしました!
スピルバーグが作品賞を受賞するのは昨年の『ウエスト・サイド・ストーリー』から2年連続、さらに、監督賞を受賞するのは『プライベート・ライアン』から24年ぶり、ダブル受賞も『プライベート・ライアン』以来の快挙となり、映画史にその名を刻んできた巨匠の自伝的作品に世界中から注目が集まっています。

■スティーヴン・スピルバーグ監督受賞コメント
準備すると不吉(ジンクス)になってしまうので、何を話すか全く準備していなかったのですが、
本当に本当にうれしいです。そして、私より喜んでいる人が5人います。
妹のアン、スー、ナンシー、父、アーノルド、母、リア 彼女は天国で歓喜しているよ。
私は17歳からこの作品をつくるのを避けてきましたが、
この物語を部分的に多くの作品で語ってきました。『E.T.』『未知との遭遇』は大いにそうです。

しかし、この話を正面から受け止める勇気はなかったんです。
随分前になりますがトニー・クシュナーと『ミュンヘン』の製作に携わっていた頃、
彼が聞いた私の人生についてさまざまな話をしてくれました。
これがきっかけとなり、今作についての話し合いが始まりました。
それは『ミュンヘン』だけでなく『リンカーン』『ウエスト・サイド・ストーリー』までも続いたのです。
妻のケイトは「この作品をつくるべきだ」といつも言っていました。

そして、コロナ禍に突入し誰もが映画製作の機会を奪われてしまいました。
私たちはこの時期、私の過去の全てを振り返り、
子供でいることは簡単ではないという事実と向き合いました。
誰もが私を成功者として見ているという事実。
でも、勇気を出して自らを語るまでは誰も本当のことを知らないのです。
私のストーリーをいつ伝えるべきかを考えるのに多くの時間を費やしました。
もう74歳なんだから、今やったほうがいい!
私は、それができて本当によかったと思っています。

この栄誉を与えてくれたハリウッド外国人映画記者協会に感謝します。
そして、私のチーム全員に感謝します。
ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、ジャッド・ハーシュ、セス・ローゲン、
そしてガブリエル・ラベル、彼は、今作で私を演じましたが実物より良い人間として表現してくれました。
今作に関わったすべての人に、心から感謝します。ありがとうございました。

ゴールデングローブ賞受賞によりアカデミー賞®最有力作品へと更に前進した映画『フェイブルマンズ』に今後ともぜひご期待ください!