敬称略・五十音順
子供の頃から私に夢を見させてくれた彼にも幼少期があり、夢があった。本作に映るのは少しクレイジーで、ファニーで、悲しいスピルバーグのミニマルな自伝であり記憶。数多の名作に散りばめられてきた彼のかけらを拾い集めるような味わい深さと、ラストショットに感銘を受ける。その代償を払いながらも、彼はこれからも私に夢を見続けさせてくれるのだと思う。
アナイス
映画ライター
やっぱスピルバーグってすげーんだなって。
モノづくりに人生を捧げるっていうのはこういうものなんだと。
栄光も孤独も与えてくれる、それが芸術。
嘘も真実も全てを映し出す24フレームの世界、それこそが映画なんだ。
あろまほっと
M.S.S Project /ゲーム実況・音楽制作ユニット
映画を観ること、撮ること、観せること。
幼い頃からそのすべてに注がれてきた情熱を目撃し、スピルバーグ作品がなぜ人の心を魅了し続けるのかを思い知った。
すべての経験が未来を拓く糧になるのだと、この映画は信じさせてくれる。
ISO
映画ライター/Fan's Voice
『フェイブルマンズ』と出会うために今まで映画を観続けて来たのか。
映画と格闘し人生を掴み取ろうともがく少年、その姿を見つめる視線は慈しみに満ち深く強い映画体験をもたらす。
ジョーズから半世紀、スピルバーグはずっとスピルバーグを乗り越えてきた。
新たな映画史の始まりを告げる21世紀の傑作。
犬童一心
映画監督
映画は素晴らしいものであることを描いた、素晴らしい映画だ。
流れ去る数々のシーンに魅了された、あっという間の2時間半。
主人公の成長過程に登場する、全ての人物が愛しい。
最後に放たれたあの男の言葉。やはりスピルバーグ映画に外れなし。
伊武雅刀
俳優
これは、どうしてもスピルバーグが作りたかった映画だ。
自分のためだけに作った映画といっても過言じゃない。
そのことに激しく感動する。
入江悠
映画監督
全てのシーンから迸る映画への愛!
人を虜にする映画の魅力のみならず、
その恐ろしさも認めた上で、
それでも手放せないと微笑む巨匠の姿が目に浮かぶ。
ああだから、あなたの作品はこんなにも人の胸を打つ。
宇垣美里
フリーアナウンサー
監督が魂をこめるとはこういうことか!
スピルバーグが少年時代と自分の映画に対峙する現場に僕らは立ち会う。
君それホントなの?と笑いながら泣き、また笑うE.T.や家族観のルーツはコレなんだね。
一瞬でめまぐるしく展開、酩酊する幸福感に最後まで浸った。
金子修介
映画監督
サミーが初めて観た映画をきっかけに映像に目覚め、才能をのぞかせながら成長していく。
そんなピュアさを両親がそれぞれの立場で応援する姿が素敵でした。
家族の絆やそれぞれの人生に、父親である自分を重ねて激しく心を打たれました。
小池徹平
俳優
まるでレディ・プレイヤー1のハリデーのように、スピルバーグは自分の人生の何よりも大切な核の部分を映画にして僕らに見せてくれた。
彼がこうして両親を描くまでに要した数多の時間を思うと泣けてくる。
この映画は〝もう会うことのできない愛しい人たち〟へのラブレターだ。
こがけん
お笑い芸人
あたたかく、懐かしく、愛がいっぱい。
これぞスピルバーグ作品特有の多幸感。
だが、本作はその裡までもさらけ出す。
映画少年を導き、苛むのは作り手の業。
僕らの笑顔は、彼の痛みから生まれた。
SYO
物書き
スピルバーグ監督の少年時代の初期衝動と自主映画あるある。特撮から映画作りに没頭した自分としては完全な感情移入をしてしまった。それを済ませた上でやってくる、赤裸々な人間関係。有名な美談の裏側。みんな大好き黒スピルバーグはこうして生まれたのだ。
田口清隆
映画監督
10歳の時、父に連れられ『ジョーズ』と『未知との遭遇』の二本立てを観た。その日僕は映画を信用した。
76歳のスピルバーグ監督が両親に捧げる映画を創った。両親役のポール・ダノとミシェル・ウィリアムズは最強だ。
映画を志す、すべての若者に胸のすくラストカットを観て欲しい。
映画は人を救う。間違いない。
武正晴
映画監督
ふと立ち止まって両手を見ると「この手のひらに全てが乗っている」のだと感じる時がある。
触れてきた物事への感じ方、生き方、苦しみや悲しみ、怒りや興奮、喜びも全てスクリーンの光に溶け込む。そしてまた誰かの手のひらにそれらは宿るのだと思う。
主人公サムにとっての映画は私にとっての漫画であり、手のひらに宿る全てを芸術に費やす事に疑問を持たない。かの大監督にこんな共感する日が来るとは!
創作に生じる幸福と孤独をあまりにも優しく、愛情深く描いている映画。
たらちねジョン
漫画家
自分の人生のthe endをどう持っていくかなんてまだ全然わからないけれど、何気なしに口にした言葉が誰かの人生を変えることもある。
僕の人生のエンドロールに載る人たちに感謝を込めて生きていきたいと思った。
千葉雄大
俳優
自分の心のままに生きなければ、ひどい人間になってしまう。
だから絶対に"好き"を諦めない…!というスピルバーグ監督の自分軸で生きる姿は、
人生に行き詰まった時、何度でも救ってくれるだろう。
心の情熱に従う勇気をもらった。
DIZ
映画アクティビスト
今度のスピルバーグ映画には、宇宙人も恐竜も歌もスペクタクルもない。その代わり、家族と映画と、愛にあふれている。胸の奥からの感動に、いつしか涙が溢れていた。
手塚 眞
ヴィジュアリスト
巨匠、スティーヴン・スピルバーグ。お会いしたことはありません。ただ、『E.T.』のエリオットの声優として選んで頂いたことで一方的に声優人生を導いてくれた方だと思っております。あまりにも遠い存在で映画の世界のスーパースター。
今回の映画を観終わったときに、さらなる感覚が加わりました。同じ人間で喜びも悩みも共感できました。何が違うのか。飽くなき探究心は凄まじい。その心に、突き進む行動力に驚かされました。
アートとは何か。普通とは何か。ご本人は、この物語を語らずに自分のキャリアを終えるなんて、想像すらできないとまでコメントしてます。
おそろしいほどのメッセージを受け取ることができました。
「夢を抱くすべての人へ」
この映画に出会えて幸せです。
浪川大輔
声優
『E.T.』で夜空に虹を架けたスピルバーグは、あり得ぬ夢を現実に変える。
両手の中に映画を映した少年は、見果てぬ未来を現実にした。
無数の名作を生んだ巨匠だけが語れる、感動と創造の秘密がここにすべて明かされる。
南波克行
映画批評家
“世界中が知る巨匠”が好奇心旺盛なよくいる少年であったこと。そして誰もが思春期に体験する複雑な感情を経たこと。重みはそれぞれ違えど見る人がどこか自分に重ね身近に感じる作品。もはや本人が演じているドキュメンタリーかのように錯覚してしまう。最後の演出には鳥肌が立ち気付いたらマスクが濡れていました。
ハラミちゃん
ポップスピアニスト
子供の頃に突然現れたその若き才能の背中をずっと追いかけてきた。
いくら若いといっても自分なんかよりはるか上だけど、何か自分と繋がっているような気がしてた。
もちろん単なる思い込みだけど、自分たちが見たいものを先に…しかも拙い予想を遥かに上回る形で実現していたんだ。
それから50年近くが経とうとした今、彼がついに自分の人生を映画にした。
それは全ての映画を作る人々に向けたメッセージ。
映画を作り続けて良かった———心からそう思える映画を作った彼に、感謝を。
あなたの背中を追いかけて良かった。
ありがとう。
まだまだ追いかけます。
映画監督
映画に関わるすべて人が自分の体験を合わせながら観る事ができる【鏡】のような作品で、観たい人が求める事と、伝えたい事の矛盾に向き合いながら、世界的な監督に成長していく姿を想像しながら観てしまう
本広克行
映画監督 演出
僕がVFXに感銘を受けた最初の作品が『未知との遭遇』で、「自分も作る!」と衝撃を受けました。
そんなスピルバーグが映画を撮り始めた頃の現場に立ち会えたようで嬉しかったです。彼は心の師匠ですから。
山崎貴
映画監督
サミー・フェイブルマンを通して描かれる創作への純粋な喜び、やがて待ち受ける孤独と罪悪感、そして最後に希望。何かを創り続ける人生に待ち受ける感情の数々に翻弄されながらも、それでも創作を肯定する物語に勇気をもらいました。
吉浦康裕
アニメーション監督
音楽家のジョン・ウィリアムズが、スピルバーグ監督作品に音楽を提供しはじめてから49年。
サントラ盤は全28作品393曲。
29作目の『フェイブルマンズ』には、監督の人生や人柄を思いやるような、優しくて、少しだけやるせない素朴なピアノ曲をしたためている。
渡辺克己
DJ /サントラ・ブラザース
敬称略・五十音順
モノづくりに人生を捧げるっていうのはこういうものなんだと。
栄光も孤独も与えてくれる、それが芸術。
嘘も真実も全てを映し出す24フレームの世界、それこそが映画なんだ。
幼い頃からそのすべてに注がれてきた情熱を目撃し、スピルバーグ作品がなぜ人の心を魅了し続けるのかを思い知った。
すべての経験が未来を拓く糧になるのだと、この映画は信じさせてくれる。
映画と格闘し人生を掴み取ろうともがく少年、その姿を見つめる視線は慈しみに満ち深く強い映画体験をもたらす。
ジョーズから半世紀、スピルバーグはずっとスピルバーグを乗り越えてきた。
新たな映画史の始まりを告げる21世紀の傑作。
流れ去る数々のシーンに魅了された、あっという間の2時間半。
主人公の成長過程に登場する、全ての人物が愛しい。
最後に放たれたあの男の言葉。やはりスピルバーグ映画に外れなし。
自分のためだけに作った映画といっても過言じゃない。
そのことに激しく感動する。
人を虜にする映画の魅力のみならず、
その恐ろしさも認めた上で、
それでも手放せないと微笑む巨匠の姿が目に浮かぶ。
ああだから、あなたの作品はこんなにも人の胸を打つ。
スピルバーグが少年時代と自分の映画に対峙する現場に僕らは立ち会う。
君それホントなの?と笑いながら泣き、また笑うE.T.や家族観のルーツはコレなんだね。
一瞬でめまぐるしく展開、酩酊する幸福感に最後まで浸った。
そんなピュアさを両親がそれぞれの立場で応援する姿が素敵でした。
家族の絆やそれぞれの人生に、父親である自分を重ねて激しく心を打たれました。
彼がこうして両親を描くまでに要した数多の時間を思うと泣けてくる。
この映画は〝もう会うことのできない愛しい人たち〟へのラブレターだ。
これぞスピルバーグ作品特有の多幸感。
だが、本作はその裡までもさらけ出す。
映画少年を導き、苛むのは作り手の業。
僕らの笑顔は、彼の痛みから生まれた。
76歳のスピルバーグ監督が両親に捧げる映画を創った。両親役のポール・ダノとミシェル・ウィリアムズは最強だ。
映画を志す、すべての若者に胸のすくラストカットを観て欲しい。
映画は人を救う。間違いない。
触れてきた物事への感じ方、生き方、苦しみや悲しみ、怒りや興奮、喜びも全てスクリーンの光に溶け込む。そしてまた誰かの手のひらにそれらは宿るのだと思う。
主人公サムにとっての映画は私にとっての漫画であり、手のひらに宿る全てを芸術に費やす事に疑問を持たない。かの大監督にこんな共感する日が来るとは!
創作に生じる幸福と孤独をあまりにも優しく、愛情深く描いている映画。
僕の人生のエンドロールに載る人たちに感謝を込めて生きていきたいと思った。
だから絶対に"好き"を諦めない…!というスピルバーグ監督の自分軸で生きる姿は、
人生に行き詰まった時、何度でも救ってくれるだろう。
心の情熱に従う勇気をもらった。
今回の映画を観終わったときに、さらなる感覚が加わりました。同じ人間で喜びも悩みも共感できました。何が違うのか。飽くなき探究心は凄まじい。その心に、突き進む行動力に驚かされました。
アートとは何か。普通とは何か。ご本人は、この物語を語らずに自分のキャリアを終えるなんて、想像すらできないとまでコメントしてます。
おそろしいほどのメッセージを受け取ることができました。
「夢を抱くすべての人へ」
この映画に出会えて幸せです。
両手の中に映画を映した少年は、見果てぬ未来を現実にした。
無数の名作を生んだ巨匠だけが語れる、感動と創造の秘密がここにすべて明かされる。
いくら若いといっても自分なんかよりはるか上だけど、何か自分と繋がっているような気がしてた。
もちろん単なる思い込みだけど、自分たちが見たいものを先に…しかも拙い予想を遥かに上回る形で実現していたんだ。
それから50年近くが経とうとした今、彼がついに自分の人生を映画にした。
それは全ての映画を作る人々に向けたメッセージ。
映画を作り続けて良かった———心からそう思える映画を作った彼に、感謝を。
あなたの背中を追いかけて良かった。
ありがとう。
まだまだ追いかけます。
そんなスピルバーグが映画を撮り始めた頃の現場に立ち会えたようで嬉しかったです。彼は心の師匠ですから。
サントラ盤は全28作品393曲。
29作目の『フェイブルマンズ』には、監督の人生や人柄を思いやるような、優しくて、少しだけやるせない素朴なピアノ曲をしたためている。